アーカイブ : 2012年 3月 2日

京ことば「はんなり」

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京ことばのひとつに、「はんなり」という言葉があります。
「はんなり」は「花あり」の音便変化だそうです。

「はんなり・・」言葉の響きや印象もあるかと思いますが、どこか優しげでふわりとした
雰囲気があり、華やかでありながら上品さが備わった、京都らしい温もりのある言葉だなと
思います。

京都のおばあちゃんに「はんなりの意味ってなに?」って聞くと、
「見た目だけのことではのうて、お人の身になって言葉を選び、ふるまいのできる温かい人のことを、”はんなりした人”というのや」って教えてくれました。

「はんなりした人」とは、周りの人を温かく包み、幸せで楽しい気分にさせてくれる人。
この言葉を言われた時は、最高の褒め言葉ですね。

京都に限ったことではありませんが、いろいろな地域の方言は、それぞれの地域の
特色や雰囲気が伝わってくる感じがして、とても素敵だなと思います。

はんなり・・
京都の情緒をも感じさせる言葉・・、ずっと残ってほしいなと思います。