めでたいお庭の植物たち♪ /ゲストハウス東山”じゃお”
- 紅葉でにぎわっていた京都の街も 少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
紅葉の次に賑わっているのは、クリスマスカラーに彩られたもみの木やトナカイ、サンタクロースなどのモチーフたちです。外国ではメリークリスマスに引き続きA happy new year と新年を祝うようですね♪。
日本はといえば、12月は師走。私の家のことですが、子供のころは、新年を迎えるために、大掃除をして、食事も衣服も新しいものを用意していました。元旦にはまだ暗いうちから初詣でに行き、お節料理を食べて、親族と集まるのが主でした。そんな12月の 慌ただしさには、どこか気持ちが引き締まるような緊張感があって、一年の切り替わる時にちょうど良かった気がします。そして、今ももう少し日本らしさを主張した方ががよいのではないかと思ったりします。
けれど、じゃおのお庭には、日本らしさがぎゅっと詰まっていて、一見何の変哲もなく植えられているような草木にも、一つ一つをよく見てみると面白い発見があります。♪
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今回は、ゲストハウス東山”じゃお”のオープンを祝い、
繁栄を望むかのように植えられた植物たち3種類をご紹介いたします。
・センリョウ・千両
センリョウ(千両):/ キミノセンリョウ(和名:黄実の千両、学名:Sarcandra glaber var. flava)。
センリョウの実が黄色くなる種。特に名前がめでたいのでマンリョウ(万両)などとともに正月の縁起物とされています。
・マンリョウ・万両
マンリョウ・万両万両の花は7~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて実が赤くなります。万両のなかには実が白い種類もあり、正月の縁起物に使われています。 千両は葉の上の方に実をつけるので鳥に食べられやすく、万両は葉の下に実をつけるので食べられにくく、その分、 実がしっかり残るからだそうです。また、万両の実は垂れ下がり、千両は上向きにつくので、 万両の実は重く千両の実は軽い、との発想からこの名になった、ともいわれています。
・オタフクナンテン(お多福南天)
音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信があり、福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれています。
江戸時代に様々な葉変わり品種が選び出され、さかんに栽培されました。園芸種のオタフクナンテンは葉が紅葉しやすく真夏でも赤い葉を付けました。実がつかないのが特徴で、高さも50cm程度しか伸びないので、下草などと一緒に庭園によく使用される。葉がやや円形なので別名オカメナンテンとも呼ばれています。
稀に太く育ったものは、幹を床柱として使うことがあり、鹿苑寺(金閣寺)の茶室、柴又帝釈天の大客殿などで見られます。
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これらのお多福南天、千両、万両もとてもいい塩梅に植えてくださいました。
じゃおだけでなく、ここへ訪れてくださるお客様にも、
難は多くの福に転じて、千両・万両のような
沢山の福と一緒に新年を迎えられるような気がしています♪。
お知らせ♪
このお庭を作ってくださった、植木職の西善さんをご紹介いたします♪
自宅にもこんなお庭がほしいなと思われたら、ぜひご相談されてみてはと思います。
植木職 西善
Tel :075-622-8171
(「ゲストハウス東山”じゃお” のブログを見ました」と一言お願いします♪)
先日、ここのブログを拝見してくださって、お礼の電話をしてきてくださいました。私たちも嬉しいお知らせに感謝しています♪
Marisa